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特集 麻酔の進歩
ガス麻酔器の構造と使用法—共通の構造原理と各製造会社の麻醉器の構造及び使用上の特長及び優劣
The constructions and uses of the anesthetic machines: the common constructive principles and the constructions of the anesthetic machines of each maker and the characteristics, advantages, and disadvantages on their uses
藤田 昌雄
1
Masao Fujita
1
1京都大学麻酔科
pp.967-976
発行日 1957年12月25日
Published Date 1957/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201679
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麻酔学実施上の特殊性として誰しもが感ずることは,麻酔中の患者の安全性が麻酔医の熟練及び適切な判断によるほか,麻酔器及び其の附属品が完全に機能を発揮するか否かが直ちに患者の生死を左右すると云ふことである。故に麻酔医は麻酔器の性能及び特徴に通暁し,且それを患者の状態或は手術の方法等に応じて適当に使い分けることが麻酔の安全性の第一条件である。
現在本邦に於いて用いられている麻酔器は,輸入品では米国製のForegger, Heidbrink, Mc-Kessn,英国製のBoyle(British Oxygen Co.)独乙製のDräger,スエーデン製のAGA等があり,わが国でも建部青州堂,市河思誠堂,泉工社等で作つているが,概してHeidbrink, Dräger等と原則的に変りはない。
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