Japanese
English
速報
人乳中Na, K濃度の消長に就いて
On the fluctuations in natrium and kalium concentration in human milk
宮本 璋
1
,
阿南 功一
1
,
滝 竜人
1
,
松村 寧雄
1
,
新井 賢治
1
,
藤井 久四郎
2
,
橋口 精範
2
,
永田 郁緒
2
Sho Miyamoto
1
1東京医科歯科大学医学部生化学教室
2東京医科歯科大学医学部産婦人科学教室
pp.725-728
発行日 1956年10月10日
Published Date 1956/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201439
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1.緒論
近年焔光光度計の発達により,従来その測定に困難を伴つた体液の塩類,例えばNa, K, Ca, Mg等の金属イオンの動態を容易に知り得るようになつたが,それにつれて血清,組織液,分泌液,漏出液等の内に於けるそれらの測定とその動態が漸次解明されつつある現況である。
著者等は分泌液の分泌現象に興味をもち,それ等の機序の解明の為に既に唾液に就いて検討し,若干の結果を得て発表した1)2)3)4)。
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