診療室
ネオヂスクレンの帯下治療に対する応用
舟橋 良治
1
1鳥取県立中央病院産婦人科
pp.105
発行日 1955年2月10日
Published Date 1955/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201156
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緒言
粘膜病的分泌抑制剤ネオヂスクレンは,主して耳鼻科領域における炎症性疾患粘膜の異常分泌に対して用いられているが,このたび日本新藥より本注射藥の供試をうけたので,之を経管カタル及子宮腟部びらん等に原因する帯下の治療に応用した。ネオヂスクレンは,睡蓮科植物有効エキスと抗ヒスタミン剤「Diphenhydramine hydrochlo-ride」(U.S.P.XIV)10mgを2cc中に含有する。
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