症例研究
急性外陰潰瘍について
石原 力
1
,
柴生田 潤
1
,
唐沢 陽介
1
,
宮 信一
1
1東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.555-558
発行日 1954年9月10日
Published Date 1954/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201096
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急性外陰(陰門)潰瘍Ulcus vulvae acutumはLipschütz1)(1912)により始めて独立疾患として報告されたもので,皮膚科との境界領域にある疾患であるが,われわれ婦人科の外来を訪う患者も少くない。但し本邦における報告例は,大正’14年高橋・能勢の第1例以来,今日まで60例余であるという2)。
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