症例研究
外陰エスチオメーヌより外陰癌を来せる1症例
山形 收
1
1三重県立医科大学婦人科
pp.84-86
発行日 1955年2月10日
Published Date 1955/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201151
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皮膚科領域疾患中には癌腫変性を来す症例が比較的多いが,鼠蹊淋巴肉腫の末期である外陰エスチオメーヌより癌変性を来した症例は極めて少い。
私は約8年前に外陰エスチオメーヌと診断され,該治療を種々受けたにも拘らず再三再発し,治癒傾向少く遂に之が組織学的に明かに癌変性を認めたので,その経過の概略に就き報告する。
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