症例研究
外陰癌を思わせた外陰結核性潰瘍の1例
平田 滿朗
1
,
山口 茂安
1
,
上野 茂男
1
1長崎大学医学部産科婦人科学教室
pp.353-355
発行日 1954年6月10日
Published Date 1954/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201043
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女子性器の結核症は稀な疾患ではなく屡々見られるものであるが,外陰結核は極めて稀なものである。本症に関する研究はJesionek, Jadassoh-n, W.Weibel, E.Kehrer, Burkley, Popoff等の業績があり,最近吾国では佐橋,植田等の症例報告が見られる。吾々は最近外陰癌の疑の下に入院し,組織検査によつて外陰結核性潰瘍であることを確診し得た1例を経験したので報告する。
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