特集 難治性婦人科悪性腫瘍の臨床最前線
11.外陰がん/外陰Paget病の治療
二神 真行
1
,
小山 文望恵
1
,
横山 良仁
1
M. Futagami
1
,
F. Oyama
1
,
Y. Yokoyama
1
1弘前大学大学院医学研究科産婦人科
pp.767-773
発行日 2018年7月1日
Published Date 2018/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000493
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外陰がんは婦人科悪性腫瘍の4番目の頻度である。しかしその診断は遅れることが多く,治療に精通した医師も少ない。また女性の乳房外Paget病は外陰部に多くみられる。皮膚科医や婦人科医が診断・治療に当たることが多いが,外陰がん同様診断・治療が遅れることが多い。2015年に外陰がん・腟がん治療ガイドラインが発刊されたことは,今後両疾患の診断治療に大きな影響を与えることになろう。本稿では,そのガイドラインをふまえて最近の論文の内容を加筆した。
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