特集 産婦人科診療の進歩
流産診療の進歩
藤井 久四郞
1
1東京醫科歯科大學産婦人科
pp.713-717
発行日 1953年12月1日
Published Date 1953/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200929
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流産切迫症及び習慣流産の診療については理論的にも實際的にも多かれ少かれ進歩とみられるものがあるが,それは主として内分泌學的見地からのものである。今日では理論的にもまだ問題があるが,實際的には更に多くの問題がある。研究の中途であるからこの稿に於ても決定的なことを述べえないのは遺憾であるが,これもまた止むをえないことである。以下それらの點についての現状を少し述べて見たいと思う。
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