症例研究
若年者子宮筋腫の2例
齋藤 孝介
1
,
齋藤 成一
1
1東京醫科大學産婦人科教室
pp.230-232
発行日 1953年4月10日
Published Date 1953/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200818
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子宮筋腫は臨床上屡々遭遇する疾患であるが,その大多數が30才〜50才で,25才前特に20才以前には極めて稀である。V.Winkelは10才の筋腫保有者を報告しているが,本邦では山崎の163例中の22才1ヵ月,安藤23才,勝19才3ヵ月,成崎は未産婦の22才3ヵ月,最近河田は13才11ヵ月のポリープ状粘膜下筋腫の1例を報告している。今諸家の統計を掲載すると第1表の如くである。
著者等は最近25才6ヵ月並28才11ヵ月の未婚,未産の婦人の子宮筋腫2例を經驗したので茲に其の概要を報告する。
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