Japanese
English
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子宮頸癌の手術並に放射線療法
Surgical & radiation therapic for Carcinoma of the Cervix
Leon J. Menville
Mannel Garcia
pp.238-242
発行日 1948年12月1日
Published Date 1948/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200147
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子宮頸癌の根治的手術的療法の安全性の増加,及びその利用を一層擴大せんとする最近の提案により,頸癌の治療方法の夫々の得失を分析せんとする必要がある.根治手術及放射の兩療法はその限界性にも拘らず,過去40年間に亘つて累進的にその價値を確立し,最も有望な治療對策を決定するに充分なる資料が集められた.本文は該問題に伴ふ主な要素を論ぜんとする.
充分なる治療計畫は疾病の病理と,その傳播路の知識に基かねばならない.尿毒症・全身衰弱・出血・腸閉塞・敗血症が最も主な死因である.之等死因に對する解剖的機序及臨床的背景が研究されねばならない.疾患が殆んど骨盤内に限定されてゐるのだから,治療も,子宮自身.腟.子宮管結合織及び骨盤淋巴結節群の摘出,又は破壊に努力が拂はれねばならぬ.之はEmil Riesの唱えた腹式根治子宮剔除術或は子宮腔内ラジウム療法と,X線治療の併用により滿足させられてゐる.Wertheim及Schautaとその門下等に依り實施された根治子宮剔除術は幾分範圍が狹いが,疾患の抑止には成功した.再發無き5年間の生存者が頸癌治療法の有効性を證明する標準として一般に承認されてゐる.5年以下の觀察は,永久治癒に對して信頼し得ないし,又一方5年以上では外部要素の影響は重大となる.かくして治療成績の統計的解明は嚴重なる法則の下に行はねばならぬこととなる.
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