Japanese
English
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妊娠と結核
Pregnancy complicating Tnberculosis
C. J. Barone
,
J. A. Fino
,
L. H. Hetherington
pp.222-223
発行日 1948年12月1日
Published Date 1948/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200140
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- Abstract 文献概要
Elizabeth Steel Magee Horpistalに於て,1930年1月から1941年1月までの11年間に,28,846例の分娩があり,そのうち103人が肺結核を合併していた.即ちその頻度は0.35%であつた.5年乃至15年に亘つて經過を視察し得たのは62例で,殘りの41例は病歴が不完全なので此の調査には含めないことにした.
此の62人の妊娠の處置に關しては,妊娠第3ヵ月以内に中絶したものから,豫定日まで持續せしめたものまで樣々であつた.24名は内科醫に流産を勸められた.12名は帝王切開で分娩し,26名は自然分娩であつた.人工流産を行つた大部分のものについて内科醫は不妊術(sterilization)を勸告した.本調査の初期には主として妊娠初期の中絶術を行つたが,調査の後期にはなるべく豫定日の自然分娩を待つことにした.結核の程度は靜止状態のものから,非常に進行したものまで種々樣々であつた.
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