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第43回日本婦人科學會總會見聞記
鹽見 勉三
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1東京大學醫學部産科婦人科學教室
pp.127-129
発行日 1948年6月1日
Published Date 1948/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200122
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北陸の春の訪れはゆるやかに、四月半ばとは云へ櫻花爛漫と咲き香りその華を競ふ中に第43回日本婦人科學會總會は金澤の地に開かれた。終戰後第2回目の學會はなほ昔日のそれに及ぶべくもないが、將來への曙光の點ぜられつつあることを感ぜしめるものがあつた。
演題數118題、北は北海道より南は九州の涯まで一堂に相寄り相集ひ、終日廣き講堂に溢れて眞摯な追加討論が活溌に繰りひろげられた。なほ流るるが如き圓滑さを以て會の進行に努力され、且細部に亘る特別の配慮に依り心地良き三日間を過さしめられたことに對して笠森教授始め教室員各位並に地方醫師會の方々に心からの感謝を捧げる。
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