今月の臨床 子宮内膜症の薬物療法─薬物特性の理解と個別化治療
症状改善薬の特性と使い方
1.鎮痛薬
石原 理
1
,
菊地 真理子
1
,
木村 真智子
1
,
梶原 健
1
,
岡垣 竜吾
1
1埼玉医科大学産科婦人科
pp.822-827
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103140
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●COX阻害薬であるNSAIDsは子宮内膜症の疼痛管理に有用で,特にCOX-2へ選択性の高い薬剤が注目される.
●子宮内膜症の進展にCOX-2およびその代謝産物が関与する可能性が示唆されている.
●LT代謝産物は,子宮内膜症の疼痛と進展に関与する可能性があるが,LT阻害薬やLT受容体阻害薬の有用性について十分なエビデンスはない.
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