今月の臨床 子宮内膜症の薬物療法─薬物特性の理解と個別化治療
子宮内膜症薬物療法の歴史的推移
神崎 秀陽
1
1関西医科大学産科学婦人科学
pp.816-821
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103139
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●子宮内膜症に対する薬物療法は性ステロイドホルモンが合成された1940年代から始められた.
●プロゲスチン療法とEP製剤による偽妊娠療法は,OCの開発と普及で中用量から低用量へと推移してきた.
●以後,ダナゾール,GnRHアナログといった新たな薬物の登場で,治療法はさらに変遷してきた.
●2000年以降,避妊目的で認可された低用量OCが急速に普及し,さらに保険収載された新たなプロゲスチンや低用量OCの一部が,GnRHアナログとともに,現在の薬物療法の主流となっている.
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