Japanese
English
手術手技 尿失禁に関連した手術・4
性器脱手術―骨盤臓器脱と尿失禁
Pelvic organ prolapse and urinary incontinence
岡嶋 祐子
1
,
池田 和則
1
,
岡本 香織
1
,
大川 玲子
1
Yuko Okajima
1
,
Kazunori Ikeda
1
,
Kaori Okamoto
1
,
Reiko Ohkawa
1
1独立行政法人国立病院機構千葉医療センター産婦人科
キーワード:
POP
,
尿失禁
,
TVM
Keyword:
POP
,
尿失禁
,
TVM
pp.667-671
発行日 2008年8月20日
Published Date 2008/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101550
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要旨:当科において過去8年間に179例の骨盤臓器脱(pelvic organ prolaps:POP)手術が行われたが,この間に術式は確実に変化している。検討し得た腟壁形成術症例113例のうち,術前に尿失禁を自覚していたもので,術後自覚が消失したものは39例で全体の34.5%であった。術前後ともに尿失禁を認めたものは7例,6.2%であった。術後初めて尿失禁となったものは1例,0.8%であった。従来のsite-specific repairに代わって,total repairという新しいコンセプトで始まったTVM手術は排尿・排便・性機能など多方面からの検討が必要である。
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