オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
V 婦人科疾患
子宮筋腫
山下 能毅
1
,
大道 正英
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.214-218
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102973
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◆子宮筋腫はエストロゲン依存性の良性疾患であり,閉経後に発見された筋腫や急速に増大するものに関しては子宮肉腫との鑑別を要する.
◆無症状の場合は,治療の必要がなく経過観察のみとし,有症状の症例に対しては治療を行うことが肝要である.
◆治療方法は,挙児希望の有無,閉経までの期間や筋腫の発生部位により異なる.
◆原因不明不妊症においては子宮筋腫が不妊原因となり得るため,生殖医療指導医,内視鏡技術認定医に相談することが望ましい.
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