連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
造影CTで診断し,腸切除を免れた妊娠26週絞扼性イレウスの1例
齊藤 良玄
1
,
三島 隆
2
,
山本 貴寛
1
,
河口 哲
3
,
渡利 道子
1
,
相澤 貴之
1
,
計良 光昭
1
,
吉田 博
1
1社会医療法人母恋天使病院産婦人科
2社会福祉法人聖隷福祉事業団聖隷浜松病院産婦人科
3独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター婦人科
pp.290-294
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102937
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症例
患者
37歳,妊娠26週0日(0経妊0経産).
主訴
上腹部痛.
既往歴
26歳 : 腹腔鏡下卵巣嚢腫核出術.
36歳 : 卵巣チョコレート嚢胞アルコール固定術.
現病歴
前医にて人工授精で妊娠.その後,当院で妊娠管理を行い,特に問題はなかった.妊娠26週0日,夕食後19時30分から上腹部痛を自覚した.次第に増強したため救急要請し,21時15分に当院搬送となった.
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