今月の臨床 分娩誘発と陣痛促進法の見直し―安全な分娩管理を目指して
陣痛の評価と促進
高橋 恒男
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
pp.148-153
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102906
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●妊婦への精神的サポートは経腟分娩を遂行するうえできわめて重要である.
●分娩第1期潜伏期の遷延分娩は基本的には安静・休養と,必要に応じ鎮静を行う.
●臨床的には,分娩が遅延あるいは停止した場合,他の原因を排除した後,微弱陣痛の診断をする.
●10分間に子宮収縮回数が3回以下の場合に陣痛促進を考慮する.
●子宮口開大が5~6 cmに至るまでは,陣痛促進を行う判断はより慎重に行う.
●陣痛促進時の子宮収縮回数は.10分間で5回以下とする.
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