原著
単孔式腹腔鏡下婦人科手術におけるスポンジ・スペーサーの有用性
松原 圭一
1
,
兵頭 由紀
1
,
越智 博
1
,
近藤 裕司
1
,
荒木 陵多
1
,
内倉 友香
1
,
池田 朋子
1
,
井上 彩
1
,
平野 友美加
1
,
鵜久森 夏世
1
,
小塚 良哲
1
,
松尾 環
1
,
阿部 恵美子
1
,
野田 清史
1
1愛媛県立中央病院産婦人科
pp.844-847
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102711
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近年,婦人科領域における良性疾患の手術では腹腔鏡が広く用いられている.さらにこの数年,美容面を考慮した単孔式手術が婦人科領域においても行われるようになってきた.しかしながら,単孔式手術では腸管による手術野の狭小化が問題となり,特にダグラス窩における洗浄や止血操作に難渋することが多い.われわれは,単孔式腹腔鏡下手術においてダグラス窩の洗浄などにおけるスポンジ・スペーサーの有用性を確認しえた症例を経験した.
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