Japanese
English
手術手技
単孔式腹腔鏡下手術におけるポートの工夫
Single port surgery utility using a self-made port
松本 敏文
1
,
遠藤 裕一
1
,
内田 博喜
1
,
廣重 彰二
1
,
沖 英次
1
,
楠本 哲也
1
Toshifumi MATSUMOTO
1
1国立病院機構 別府医療センター外科
キーワード:
単孔式腹腔鏡下手術
,
ポート
,
スポンジ
Keyword:
単孔式腹腔鏡下手術
,
ポート
,
スポンジ
pp.1367-1371
発行日 2011年10月20日
Published Date 2011/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103758
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要旨
単孔式腹腔鏡下手術の普及はめざましい.手術創が目立たないことは美容性,整容性に富み,入院期間の短縮が望まれている.われわれはスポンジによる単孔用ポートを自作し腹腔鏡下手術を施行し,その有用性を検討した.胆囊摘出術,鼠径ヘルニア修復術において,手術時間は長い傾向があるものの,術後経過に差を認めなかった.スポンジによる単孔用ポートを使用した腹腔鏡下手術は,症例を選べば通常の手術と同等の手術が可能で,さらに安価で容易に交換できる点からコストパフォーマンスに優れるものと思われる.
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