今月の臨床 産婦人科臨床の難題を解く─私はこうしている
II 不妊治療
【一般不妊治療】
3.子宮奇形の手術適応とその術式は?
高桑 好一
1
,
能仲 太郎
1
,
田中 憲一
2
1新潟大学医歯学総合病院産婦人科
2新潟大学医学部産科婦人科学教室
pp.450-455
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101726
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1 はじめに
従来より,不妊症あるいは不育症の原因として,子宮の形態異常いわゆる子宮奇形の関与が指摘され,形成手術が行われてきた.ただ最近になり,子宮奇形の不妊症の原因としての位置付け,また形成手術そのもの意義などについて問題が提起されている.
そこで,最初に子宮奇形の分類,診断方法について解説し,不妊症あるいは不育症と子宮奇形との関連性,その治療法,さらに最近の取り扱いに関する意見について解説する.
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