連載 病院めぐり
京都第一赤十字病院
中田 好則
pp.1323
発行日 2003年10月10日
Published Date 2003/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100821
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京都第一赤十字病院はJR京都駅近くの東山区東福寺畔に位置している.昭和9年11月に開院され,昭和24年には看護学校を併設し,地区の基幹病院として地域医療に貢献してきた.その後,病院の老朽化,狭隘化のため,平成9年10月に旧館の一部を残し,本館の新築工事が完成し,地上6,7階,地下1階の新病棟が完成した.屋上にはヘリポートを備え,京都府内では3番目の救命救急センターや府内では唯一の総合周産期母子医療センターが平成9年11月にオープンし,基幹災害医療センターにも指定され,行政と一体となり京都府民・市民に高度医療を提供している.当院の許可病床数は745床であり,産婦人科は一般病床55床,周産期15床を有し,現在は6名の常勤医師と数名の研修医師,非常勤医師が勤務している.
本院の特徴は急性期医療に力を注いでいることであり,そのためには地域医療施設と密接な医療連携が不可欠であり,病診連携室を設置し協力体制をとっている.
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