連載 病院めぐり
京都第二赤十字病院
前田 和則
1
1京都第二赤十字病院
pp.323
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902880
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京都第二赤十字病院は京都市の中心,京都御所の南西の角に位置し,京都府庁,京都府警本部などと隣接しており,府庁前の“日赤”として親しまれています.明治45年に開設された日本赤十字社京都支部常設救護所を前身とし,大正15年に日本赤十字社京都支部療院と改称され,産婦人科が開設されました.昭和9年に東山東福寺畔に日本赤十字社京都支部病院(現 京都第一赤十字病院)が新築・落成し,療院は廃止の方針でありましたが,住民の希望により診療は継続されました.その後,増築・増床を繰り返し,現在,病床数640床(救命救急センター40床併設),診療科19科,医師134名の地域基幹総合病院に発展しております.
産婦人科は病院創立とともに開設され,当時より京都随一の症例数を誇っておりましたが,昭和50年に京都府立医科大学より村上部長(平成2年より病院長)が着任し,不妊外来,子宮癌外来,中高年・ホルモン外来などの専門外来が開設され,不妊・悪性腫瘍などのsystemicな治療にも力を注いできました.現在,産婦人科は村上(院長),奥村(部長),藤田(副部長),加藤,松島,前田,近藤の常勤7名,田村(不妊外来),仮家(研修医)の非常勤2名が京都府立医大より派遣されております.
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