連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
子宮留膿腫を認めるが頸部腫大はなく,診断困難であった子宮頸部最小偏倚腺癌の1例
吉川 博子
1
,
永野 忠義
1
1北野病院産婦人科
pp.689-694
発行日 2012年7月10日
Published Date 2012/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103106
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症例
患者 65歳,既婚,未経妊.
主訴 膿性帯下.
既往歴 なし,52歳閉経.
家族歴 父 : 脳梗塞,母 : 肺気腫,癌 : なし.
現病歴 膿性帯下が増加したために前医を受診し,定期診察が施行されていたが,転居を機に当院へ紹介受診となった.
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