連載 病院めぐり
大津赤十字病院
小笹 宏
pp.797
発行日 2005年5月10日
Published Date 2005/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100336
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滋賀県の県都である大津市は人口30万人の地方中核都市ですが,古くより浜大津港を中心に物資の集散地として栄えていました.大津市は琵琶湖南部を取り囲むようにスプロールしており,市域内にJR駅が9駅あります.当院は浜大津やJR大津駅から徒歩10分の旧市街にありますが,滋賀県庁を含む当地域は隣接する京都市の中心部から車で30分程度の位置にあり,県(府)庁の所在地同士としては全国的にも最も接近しています.
当院は1904年,全国で3番目の日本赤十字支部病院として開設され,昨年創立100周年を迎えました.開設時は内科,外科,眼科の3診療科,60床からスタートし,現在は887床,医師136名,看護師・準看護師・助産師692名,そのほか職員合計1,149名を数えます.また,平成14年7月,国立病院再編成に伴う後医療施設として,大津赤十字志賀病院(一般100床,療養50床)を開設しています.職員は,医師11名,看護師69名,そのほか合計116名です.当院は地域医療支援病院,地域がん診療拠点病院に指定されており,本年4月から総合周産期母子医療センターの指定を受けました.
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