今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識
Ⅰ.総論
薬剤の催奇形性と投与時期における影響
菅原 和信
1
1弘前大学医学部附属病院薬剤部
pp.391-393
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100211
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1 奇形の発生機序と催奇形性の因子
奇形,すなわち出生時に存在する形態的異常の発生機序には次の3つの機序が考えられている1).
(1)器官発生の異常
器官形成期にだけ起こる異常
例 : サリドマイドによる奇形
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