今月の臨床 ホルモン療法のピットフォール—あなたの方法は間違っていませんか
不妊治療
7.黄体期hCG投与の注意点は
関 克義
1
,
伊藤 桂
1
,
関谷 宗英
1
1千葉大学医学部産科婦人科
pp.153-155
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903926
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黄体期の女性にhCGを投与すると,黄体機能が刺激されプロゲステロンなどのステロイドホルモンの分泌が増加し,黄体期が延長する.このhCGの黄体賦活作用は不妊治療に広く取り入れられている.黄体期のhCG投与において問題となるのは,有効性が確立していない病態への投与,卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生の増加,長期間の投与による黄体期の延長などであろう.
以下,黄体期hCG投与の注意点について具体例を提示して解説する.
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