今月の臨床 女性診療科外来プラクティス
V 思春期外来
2. 性器異常・奇形
長塚 正晃
1
1昭和大学医学部産婦人科
pp.536-543
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100096
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1 はじめに
性分化異常の患者は一般外来ではきわめて稀であるが,産婦人科医は性分化メカニズムを十分に理解し,精神的ケアを含め診療に当たることが重要である.性分化異常が診断されるのは(胎児期)新生児期,思春期,性成熟期であり,一方,本特集は外来診療が中心であるが性分化についての知識は必要と考え,(1)外性器異常,(2)腟・子宮異常の代表的疾患について述べる.
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