今月の臨床 婦人科外来検診マニュアル
F.内分泌・不妊
47.性器発育異常
川越 慎之助
1
,
金子 尚仁
1
1山形大学医学部産科婦人科
pp.522-525
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901709
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
性器発育異常を示すものでは性染色体異常に関連した先天性のものが多い.このような症例では腟および子宮腟部の有無,鼠径部および腹腔内腫瘤の有無,内性器および性腺の観察,あるいは性腺の生検などが診療のポイントとなる.また染色体分析や精巣決定因子(sex determining regionY(SRY))の検索,あるいはホルモン測定なども必要となる場合が多い.そこで本稿では外性器の性状および腟,子宮の有無などにより検査,診断を進めていく方法(図1)を紹介する.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.