特集 脊椎外科(第1回脊椎外科研究会より)
腰椎椎間板ヘルニア摘出術後の予後不良例の検討
山下 守昭
1
,
森 健躬
1
,
石川 道雄
1
,
小林 浩
1
,
小野 令志
1
,
古田 康興
1
,
荒木 聡
1
Moriaki YAMASHITA
1
1東京厚生年金病院整形外科
pp.936-938
発行日 1974年11月25日
Published Date 1974/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908519
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腰椎椎間板ヘルニア摘出予後について,これまで数多くの報告があり,私達も主に椎間板摘出後の椎体不安定性の点から観察し,脊椎固定術の有効性について報告したことがある.今回43年11月より48年3月までの手術症例に対して,術後6ヵ月以上経過し何らかの愁訴を残した症例について,手術方法,術後残存した他覚症状,自覚症状,発生から手術までの期間,再手術症例の経過および手術適応等を中心に検討した.
手術総症例数は,第1表のごとく295例でラブ法113例,ラブ法+後方固定133例,前方固定43例,椎弓切除6例である.20〜29歳120例(47%),30〜39歳78例(27%)とこの年代に70%以上多くみられた.
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