Japanese
English
論述
われわれの骨粗鬆症健診試案について(第2報)
Our Protocol for the Screening in Osteoporosis : The second report
才野 均
1
,
松山 敏勝
1
,
高田 潤一
1
,
黒川 紘二
2
,
澤田 研司
2
,
金谷 隆
3
,
石井 清一
1
Hitoshi Saino
1
1札幌医科大学整形外科
2函館厚生院五稜郭病院整形外科
3喜茂別厚生病院
1Department of Orthopaedic Surgery, Sapporo Medical University
キーワード:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
screening
,
集団健診
,
dual X-ray absorptiometry
,
DXA
,
二重エネルギーX線吸収法
Keyword:
osteoporosis
,
骨粗鬆症
,
screening
,
集団健診
,
dual X-ray absorptiometry
,
DXA
,
二重エネルギーX線吸収法
pp.125-129
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908410
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抄録:骨粗鬆症の健診事業は全国各地で行われてきているが,健診対象を選定する基準は未だない.本稿では,われわれの骨粗鬆症健診の実施方法と結果を報告した.同時に,問診表で重点的に骨粗鬆症の健診対象者を抽出することが可能か否かを検討した.
健診は北海道の2町で行った.対象は50歳以上の女性で,DXA腰椎前後撮影法による骨塩量測定と11項目からなる問診を行った.健診受診者は,2町合わせて358名で,全対象者の13.2%に相当した.このうち12名(3.3%)を要精査群と判定した.正常群と要精査群の比較では,卵巣摘出,早期閉経,骨折既往の3項目が後者で有意に高率に認められた.したがって,この3項目を有する対象は,今後の骨粗鬆症健診の重点健診対象者とすべきと考えた.
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