Japanese
English
論述
腰椎疾患に対する脊髄造影と選択的神経根造影同時併用の試み
Myelo-selective Radiculography in Lumbar Spine Diseases
菊地 臣一
1
,
梁 進治
1
,
松井 達也
1
,
星加 一郎
1
,
蓮江 光男
1
Shinichi Kikuchi
1
1日本赤十字社医療センター整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Japan Red Cross Medical Center
キーワード:
脊髄造影術
,
myelography
,
神経根造影術
,
radiculography
,
腰椎
,
lumbar spine
Keyword:
脊髄造影術
,
myelography
,
神経根造影術
,
radiculography
,
腰椎
,
lumbar spine
pp.120-127
発行日 1987年2月25日
Published Date 1987/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907551
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抄録:腰椎疾患41例に対して脊髄造影と選択的神経根造影・ブロックを同時に行い,その利害得失を検討した.結果は以下の通りである.①脊髄造影と選択的神経根造影の同時施行は,形態的責任高位のみならず病変の責任部位判定に有効である.脊椎症では本手技が特に有効であり,責任部位は神経根管中枢側である症例が多い.②本手技に神経根ブロックを加え,歩行負荷試験を行うことで機能的な責任高位診断も可能である.③本手技施行後に歩行負荷試験を行っても合併症や副作用は認められなかった.④本手技により入院期間の短縮が可能である.
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