Japanese
English
論述
頸椎ならびに腰椎領域における磁気共鳴映像(MRI)と脊髄造影像(ミエログラム)の相関性について
A Correlation between Magnetic Resonance Imaging and Myelography in the Cervical and Lumbar Spine
臼井 康雄
1
,
原田 義昭
1
,
丸井 隆
1
,
廣畑 和志
1
Yasuo Usui
1
1神戸大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kobe Univesity School of Medicine
キーワード:
磁気共鳴映像法
,
magnetic resonance imaging
,
脊髄造影法
,
myelography
,
頸椎
,
cervical spine
,
腰椎
,
lumbar spine
Keyword:
磁気共鳴映像法
,
magnetic resonance imaging
,
脊髄造影法
,
myelography
,
頸椎
,
cervical spine
,
腰椎
,
lumbar spine
pp.572-578
発行日 1991年5月25日
Published Date 1991/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900344
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抄録:MRIとミエログラフィーの画像上の相関性を頸椎ならびに腰椎領域で検討した.対象症例は頸椎または腰椎疾患患者で,術前にMRIとミエログラフィーの両方の検査を施行した130例(年齢16~77歳,平均51.6歳)である.MRI装置は常電導型,超電導型をあわせて計4機種を用いた.頸椎領域ではC2/3~6/7の脊髄陰影前後径,硬膜管前後径,脊柱管前後径,硬膜管占有率を,また腰椎領域ではL3~S1の腰部硬膜管前後径,硬膜管陥凹,椎間板突出率の両者の相関性を検討した.その結果,これらの数値間にはすべて有意な相関関係がみられた(P<0.O1).今回の結果は,今までミエログラフィーによって形成されてきた疾患概念をMRIによっても同様に受け入れることができることを示すものである.
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