Japanese
English
臨床経験
胸骨に限局性の骨病変を形成した骨クリプトコッカス症の1例
A Case Report: Localized Osseous Cryptococcosis of Sternum
片岡 祐司
1
,
川島 弘三
1
,
熊沢 宏
1
,
岩田 久
2
,
三浦 克敏
2
,
佐野 光一
2
,
白澤 春之
3
Yuji Kataoka
1
1袋井市立袋井市民病院整形外科
2名古屋大学医学部整形外科学教室
3浜松医科大学医学部第2病理教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukuroi City Hospital
キーワード:
クリプトコッカス症
,
cryptococcosis
,
胸骨
,
sternum
Keyword:
クリプトコッカス症
,
cryptococcosis
,
胸骨
,
sternum
pp.605-609
発行日 1986年5月25日
Published Date 1986/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907419
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抄録:クリプトコッカス症の骨感染は10%以下とされる.現在までに骨感染を伴うクリプトコッカス症の報告は130例であり,本邦報告は著者らの症例を含め6例である.これらの文献報告のうち,骨限局のクリプトコッカス症は,更に少ない.著者らは胸骨限局の骨クリプトコッカス症を経験したので,臨床経過,臨床検査,治療について報告するとともに,骨カリエスや他の真菌による骨感染症について,その鑑別点を述べた。また著者らの症例に対し文献的考察を試みた.
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