Japanese
English
臨床経験
胸骨体部分離を呈した2症例
Two Cases Report of the Sternum Detachment
岡本 巡
1
,
三宅 康晴
1
,
津村 敬
1
,
熱田 裕司
2
Meguru Okamoto
1
1遠軽厚生病院整形外科
2旭川医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Engaru Kosei Hospital
キーワード:
ossification center
,
骨化中心
,
sternum
,
胸骨
Keyword:
ossification center
,
骨化中心
,
sternum
,
胸骨
pp.931-934
発行日 1999年7月25日
Published Date 1999/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902763
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抄録:今回われわれは前胸部の運動時痛を主訴に来院し,X線像にて胸骨体部に分離を呈した2症例(男性1例,女性1例)を経験した.いずれも骨折を疑うような明らかな外傷歴はなく,その発生機序としては胸骨の骨化の過程において何らかの異常を呈したものと思われた.
また,治療法としては,骨化中心の癒合がほぼ得られる30歳以上で安静時痛などの高度の疼痛がみられる症例には,固定術による癒合を得るのもよい方法と考えた.
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