特集 脊椎・脊髄外科診断学の進歩(第14回日本脊椎外科研究会より)
座長総括/「Ⅸ.電気診断(3)腰部脊柱管狭窄症」の部
松田 英雄
1
,
黒川 高秀
2
Hideo Matsuda
1
,
Takahide Kurokawa
2
1大阪市立大学医学部整形外科学教室
2東京大学医学部整形外科学教室
pp.344-346
発行日 1986年4月25日
Published Date 1986/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907385
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Ⅸのsessionは種々の電気生理学的アプローチを用いた馬尾および神経根障害の診断,病態に関する研究であった.
92:島(石川県立中央病院)はスクリーニング的な目的で,後脛骨神経刺激による体性感覚誘発電位(SEP)を測定した結果,この電位は異常EMG,知覚障害と相関し,術後評価の客観化にも有用であるとした.後期成分についての質問(町田,日大)に対して,初期成分に変化が強いと答えた.刺激神経の選択(松田,大阪市大)に対して,腓骨神経よりも読みやすいとした.
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