Japanese
English
臨床経験
RAのSubaxial Subluxationによる脊髄症の2症例
Cervical Myelopathy due to Subaxial Subluxation in Rheumatoid Arthritis: A Case Report of 2 Cases
野口 光一
1
,
米延 策雄
1
,
冨士 武史
1
,
藤原 桂樹
1
,
山下 和夫
1
,
脇谷 滋之
1
,
小野 啓郎
1
Kouichi Noguchi
1
1大阪大学医学部整形外科学教室
1Department of Orthopedic Surgery, Osaka University Medical School
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
下位頸椎亜脱臼
,
subaxial subluxation
,
脊髄症
,
myelopathy
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
rheumatoid arthritis
,
下位頸椎亜脱臼
,
subaxial subluxation
,
脊髄症
,
myelopathy
pp.1437-1441
発行日 1985年12月25日
Published Date 1985/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907314
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抄録:RAの下位頸椎病変は上位頸椎病変と比べて頻度は少ないが,近年臨床的に重要性が認識されてきている.その中で脊髄症の進行の為に手術に至る症例はまれであり,今回我々はsubaxial subluxationによる脊髄症を2例経験したので報告した.
症例1は63歳男性でRAの活動性が高く,発症後2年で脊髄症が出現した.頸椎前方後方固定術を施行したが,挿入骨片の脱臼のために再手術を行った.症例2は54歳女性でRA病歴20年.上位および下位頸椎にリウマチ病変が存在したが,脊髄症の原因は下位頸椎が主であると考えられた.
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