鼎談
日本の整形外科の歴史を語る—京大整形外科の流れを中心として
近藤 鋭矢
1,2
,
天児 民和
3
,
山室 隆夫
4
1京都大学
2聖ヨゼフ整肢園
3九州大学
4京都大学
pp.956-964
発行日 1985年8月25日
Published Date 1985/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907244
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山室 昨日,第58回の日本整形外科学会が終わったばかりでお疲れのことと存じますけれども,せっかくの機会ですので,わが国における整形外科学会の最長老であらせられる京都大学名誉教授の近藤鋭矢先生と,九州大学名誉教授の天児民和先生にお出でを願いまして,鼎談という形で日本の整形外科の歴史についていろいろとお話をおうかがいして,私どもの明日からの勉強の糧にもさせていただきたいと思っておりますので,よろしくお願いします.
天児先生は内外の医学史にお詳しく,整形外科の歴史についてもずいぶん広く文献をお集めになったり,あるいは原稿も書いていただいたりして,現に『臨床整形外科』の雑誌にも外国の整形外科の先達についてシリーズで原稿をいただいておるわけですけれども,どのようなきっかけから医学史に興味を持たれるようになったのでしょうか?
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