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特集 整形外科ロボット支援手術
整形外科手術支援ロボット開発の歴史
History of Development of Robotics in Orthopaedic Surgery
髙尾 正樹
1
Masaki TAKAO
1
1愛媛大学大学院医学系研究科整形外科学
1Department of Bone and Joint Surgery, Ehime University Graduate School of Medicine
キーワード:
ロボット
,
robot
,
人工関節全置換術
,
total joint arthroplasty
,
椎弓根スクリュー挿入
,
pedicle screw insertion
Keyword:
ロボット
,
robot
,
人工関節全置換術
,
total joint arthroplasty
,
椎弓根スクリュー挿入
,
pedicle screw insertion
pp.937-940
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202407
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整形外科におけるロボットは1980年代後半に開発が進み黎明期を形成したが,さまざまな問題によりその市場は拡大しなかった.2010年代に入り,ロボットの製品化と開発企業の大企業による買収が進み,先進国各国で年平均30〜40%の市場拡大が予測されている.股関節や膝関節の人工関節置換術,脊椎の椎弓根スクリュー挿入に臨床応用されている.現在主流となっているロボットは,ドリルガイドスリーブや骨切除ジグの位置や向きを制動するなど間接的に手術の支援を行うが,ロボットは患者に対して骨切除などの直接的な操作は行わないセミアクティブと分類されるシステムとなっている.
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