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手術手技シリーズ 脊椎の手術・28
胸椎および胸腰椎の手術 側彎症(scoliosis)に対する手術—Luque手術
L-rods Segmental Spinal Instrumentation (Luque) for Scoliosis
山本 博司
1
,
谷 俊一
1
Hiroshi Yamamoto
1
,
Toshikazu Tani
1
1高知医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kochi Medical School
キーワード:
脊柱側彎症
,
scoliosis
,
インスツルメンテーション手術
,
instrumentation surgery
,
Luque法
,
Luque segmental spinal instrumentation
Keyword:
脊柱側彎症
,
scoliosis
,
インスツルメンテーション手術
,
instrumentation surgery
,
Luque法
,
Luque segmental spinal instrumentation
pp.965-976
発行日 1985年8月25日
Published Date 1985/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907245
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はじめに
Instrumentationの導入により,脊柱側彎症の手術成績は目ざましく向上して来た.Instrumentation surgeryにはさまざまあるが,これまで最も広く用いられて来たものはHarrington法である.しかし,近年,前方法としてZielke法が,後方法としてLuque法が,それぞれの適応症例において,その価値が認められて来ている.Luque法は1977年に,Edward Luqueが発表したもので,2本のL型のスムーズなrodと,分節毎に椎弓下に通したワイヤーで固定しようとする方法で,L-rods Segmental Spinal Instrumentation(以下L-rods S. S. I.と略す)と呼ばれるものである.本法は,椎骨を分節毎に把えているため,Harrington法に比べて,固定効果に優れ,術後の外固定が省略できるところに利点がある.以下,本法の術式を紹介することとする.
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