Japanese
English
シンポジウム 人工股関節再置換術の問題点
各種人工股関節における再置換例の検討から
Revision Surgery in the Total Hip Replacement
島津 晃
1
,
浅田 莞爾
1
,
斉藤 英雄
1
Akira Shimazu
1
1大阪市立大学医学部整形外科学教室
1Osaka City University Medical School, Department of Orthopaedic Surgery
キーワード:
人工股関節置換術
,
total hip replacement
,
再置換術
,
revision surgery
,
人工股関節のゆるみ
,
loosening
,
再置換術の適用
,
indication
,
再置換術手術手技
,
revision technique
Keyword:
人工股関節置換術
,
total hip replacement
,
再置換術
,
revision surgery
,
人工股関節のゆるみ
,
loosening
,
再置換術の適用
,
indication
,
再置換術手術手技
,
revision technique
pp.611-621
発行日 1985年5月25日
Published Date 1985/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907194
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抄録:1968年から1984年12月までに当教室で施行された人工股関節は357関節であり,使用人工股関節のタイプも多岐にわたっているが,1977年からCharnley型を用い,さらに1979年からはalumina ceramic骨頭を有するタイプを導入している.再置換術症例も他医からの転医例も含めて64関節に達しているが年を追って増加の傾向にある.今回これらの再置換術症例に関して,その手術の実際的な注意事項,問題点,手術手技についてのべ,代表症例を供覧する.また再置換術に至る最も大きな原因の1つであるcomponentのlooseningの調査を行い,発生時期ならびに再置換術施行時期についてのべ,さらにloosening経過期間と大腿骨の破壊強度の検討から臨床上適当な再置換術施行時期の存在することを示唆した.最近われわれが人工関節施行患者の教育および術後のfollow upのために使用している人工関節手帳についても報告する.
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