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特集 頸部脊椎症(第12回脊椎外科研究会より)
頸部脊椎症性神経根症および脊髄症に対するGood-Samaritan頸椎牽引法—その施行法と成績について
Good-Samaritan Cervical Traction as a Conservative Treatment of Cervical Spondylotic Myelopathy and Radiculopathy
庄 智矢
1
,
西林 保朗
1
,
片岡 治
1
Tomoya Sho
1
1国立神戸病院整形外科
1Orthopedic Clinic, Kobe National Hospital
キーワード:
頸部脊椎症性神経根症
,
cervical myelopathy
,
頸部脊椎症性脊髄症
,
cervical radiculopathy
,
保存的療法
,
conservative treatment
,
頸椎牽引法
,
cervical traction
Keyword:
頸部脊椎症性神経根症
,
cervical myelopathy
,
頸部脊椎症性脊髄症
,
cervical radiculopathy
,
保存的療法
,
conservative treatment
,
頸椎牽引法
,
cervical traction
pp.395-399
発行日 1984年4月25日
Published Date 1984/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906947
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はじめに
頸部脊椎症性脊髄症(以下,CSMと略す)および頸部脊椎症性神経根症(以下,CSRと略す)の,とくにCSRに対する頸椎牽引療法の治療効果については,すでに詳細な報告がなされている.しかし牽引法についての理論的な説明,すなわちその目的,種類,適応,長期治療成績などについての記述は少ない.そして非常に安易に非理論的な頸椎牽引が施行されているのが現実の姿である.著者らは過去数年来,これらの症例の保存的治療に,臥位でも坐位にても正確な頸椎屈曲位を保持しつつ,持続牽引が施行しうるGood-Samaritan頸椎牽引法を常用しているが,その施行法と特徴につき説明し,本法を施行したCSMとCSRの89例に対する治療結果と追跡結果を報告して,あわせて本法の成績を左右する諸因子につき論じたい.
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