Japanese
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手術手技シリーズ 脊椎の手術・11
上位頸椎後方固定術の手術手技
Operative Technique of Posterior Upper Cervical Spondylodesis
菅野 卓郎
1
Takuro SUGANO
1
1川崎市立井田病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kawasaki Municipal Ida Hospital
キーワード:
環軸関節亜脱臼
,
atlanto-axial subluxation
,
環軸関節固定術
,
atlanto-axial arthrodesis
,
後頭骨頸椎固定術
,
occipito-cervical fusion
Keyword:
環軸関節亜脱臼
,
atlanto-axial subluxation
,
環軸関節固定術
,
atlanto-axial arthrodesis
,
後頭骨頸椎固定術
,
occipito-cervical fusion
pp.52-62
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906667
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はじめに
上位頸椎の先天性奇形や外傷,またリウマチをはじめとする炎症性疾患などの病変が臨床的に重大な障害をもたらすことはよく知られている.それらに対して,後頭骨から環軸関節部に行われる固定術がしばしばきわめて有効な治療手段となる.上位頸椎の固定術には大別して後方侵入法と前方経口侵入法とがあり,それぞれの症例に応じてこれらのいずれかが選択されることになる.また同じ後方固定術においてもいくつかの方法があるが,それらのほとんどがワイヤー締結,骨移植,あるいはそれらの併用によるものである.今回は私自身が平素行っている環軸関節後方固定術と後頭骨上位頸椎固定術についてその手術手技の要点をのべることにする.
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