Japanese
English
論述
悪性軟部腫瘍の術後照射について
Post Operative Radiation Therapy for Soft Tissue Sarcoma
姥山 勇二
1
,
後藤 守
1
,
山脇 慎也
1
,
井須 和男
1
,
桜井 智康
2
,
晴山 雅人
2
,
西尾 正道
2
,
酒匂 健
2
Yuji UBAYAMA
1
1国立札幌病院整形外科
2国立札幌病院放射線科
1Department of Orthopedic Surgery, National Sapporo Hospital
キーワード:
悪性軟部腫瘍
,
soft tissue sarcoma
,
放射線治療
,
radiation therapy
,
局所再発
,
local recurrence
Keyword:
悪性軟部腫瘍
,
soft tissue sarcoma
,
放射線治療
,
radiation therapy
,
局所再発
,
local recurrence
pp.4-11
発行日 1983年1月25日
Published Date 1983/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906661
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はじめに
悪性軟部腫瘍の治療にあたって留意しなければならないことのひとつに,局所再発の防止がある1).外科的治療においては,腫瘍の周囲健常組織を含めて腫瘍を除去する広範囲切除術が,局所再発の防止や四肢の温存の面からも好ましい術式である1,9,12).しかし現実には,主要血管,神経などの関係から広範囲に切除ができない場合もしばしば経験する.広範切除ができず,局所再発が懸念される手術例に対し我々は,術後に放射線治療を行い再発の予防を行った4).今回我々が行っている悪性軟部腫瘍の術後照射について,その結果ならびに問題点について報告する.
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