特集 脊椎分離症・辷り症
総括/後方および後側方固定術の部
竹光 義治
1
,
原田 征行
2
Yoshiharu TAKEMITSU
1
,
Seiko HARADA
2
1旭川医科大学整形外科学教室
2弘前大学医学部整形外科学教室
pp.311-314
発行日 1982年4月25日
Published Date 1982/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906524
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脊椎分離症,辷り症に対する手術的治療のうち後方,および,後側方固定術は実際上もっとも普遍的であるだけに適応,手技,成績まで広く活発な討議が行われた.まず各演題の要点から紹介したい.
1.信州大南谷氏らは,分離症12,辷り症9例に対し河野慣用法を用い,2椎間18,3椎間3例の手術を行い,術後10年から19年の成績を調査した.結果は優8,良11,可1,不可1であり,分離部間隙の消失7,縮小11,また,椎間腔狭小化も11例にみられたが,成績との関係は認められなかった.
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