視座
己所不欲,勿施於人
土屋 弘吉
1
1横浜市立大学整形外科
pp.353
発行日 1980年4月25日
Published Date 1980/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906105
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手術カンファランスでは,受持医は自分の患者が手術の適応に該当することを力説し,手術の方法なども比較説明し,同席者を納得させなければならない.受持医は何とかしてカンファランスを通過させたいから,一所懸命になつて手術の必要を述べ立てる.
手術の理由が,患者の疾病を癒し,その苦痛を取除き,社会復帰にプラスするものであれば,手術適応として申し分ないわけである.その場合手術の結果の改善の見通しも確信のあるものでなければならないし,また手術に対する患者の同意がなければならないことは当然である.
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