Japanese
English
臨床経験
ペルテス病の治療成績
Results of Perthes' disease treated with abduction brace
奥野 徹子
1
,
渡辺 良之
2
,
江崎 正孝
3
Tetsuko OKUNO
1
1久留米大学医学部整形外科学教室
2佐賀整肢学園
3熊本敬愛病院
1Department of Orthopedic Surgery, Kurume University School of Medicine
pp.957-963
発行日 1979年9月25日
Published Date 1979/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905996
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はじめに
ペルテス病の発症年齢は予後を左右する重要な因子で,年齢が若いほど良い成績が得られることはMindell,Evans,Katzらをはじめ多くの報告がなされている.他方1959年O'Garraはペルテス病を2つのグループに分けて骨頭の前方部のみ壊死に陥る前方部ペルテス病は骨頭全体が壊死に陥るペルテス病に較べて修復が完全に行なわれ,治療しなくても治癒するように思われると報告した.
さらに1971年Catterallは97例のX線像を4つのグループに分けて年齢別,性別,治療群,非治療群の成績を報告した.
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