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シンポジウム ペルテス病の長期予後
Bone maturityまでfollowしたペルテス病の成績
Conservative vs Operative Treatment of Legg-Calvé-Perthes' Disease: A Long-term Follow-up Study
廣橋 賢次
1
,
阪本 邦雄
2
,
町井 義和
2
,
北野 利夫
2
,
島津 晃
2
Kenji Hirohashi
1
1鹿屋体育大学
2大阪市立大学医学部整形外科
1National Institute of Fittness and Sports in Kanoya
キーワード:
ペルテス病
,
Legg-Calvé-Perthes' disease
,
保存療法対手術療法
,
conservative vs operative
,
長期経過観察
,
long term follow-up
,
変形性股関節症
,
coxarthrosis
Keyword:
ペルテス病
,
Legg-Calvé-Perthes' disease
,
保存療法対手術療法
,
conservative vs operative
,
長期経過観察
,
long term follow-up
,
変形性股関節症
,
coxarthrosis
pp.567-577
発行日 1992年5月25日
Published Date 1992/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900850
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抄録:年齢が18歳以上の症例について,保存療法例(Tachdjianの外転免荷装具による)40例44関節(group 1)と関節外での外科的処置(内反骨切り術またはSalter手術)を行った20例20関節(group 2)について変形性股関節症(変股症)との関連において検討した.病型分類はわれわれの分類表を,その後の骨頭・頸部の形態に関してはわれわれの分類とStulbergのものを用いた.
その結果,外科的に対応したものが必ずしも治癒期間を短縮しておらず,また形態学的にも良好な成績を得ているとは言い難い,さらに,group 1では3例4関節(女2例)が,group 2では2例2関節(女1例)がはや初期または進行期の変股症の変化を示していた.
また,本症の100%が変股症に移行するとの報告から,その原因について罹病期の関節軟骨の損傷が重要な役割を果たしているのではないかと,先天性股関節脱臼(以下先股脱)症例の変化をもとに推論した.
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