臨床経験
ペルテス病および脱臼性ペルテスにおける大転子高位について
三浪 明男
1
,
奥泉 雅弘
1
,
今井 純郎
1
,
村松 郁夫
1
,
平井 和樹
1
Akio MINAMI
1
1釧路労災病院整形外科
pp.498-502
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905195
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はじめに
ペルテス病および脱臼性ペルテスにおいて大腿骨頭骨端線の障害により骨頭の扁平化と頸部の短縮さらに温存されている大転子部骨端線の成長により大転子高位をきたした症例は,しばしば認められるところである.今回,著者らは,ペルテス病26例,脱臼性ペルテス24例について,大転子高位とトレンデレンブルグ現象の関係および大転子高位の時間的推移についての検討を加え,いささかの知見を得たので報告し,同時に若干の文献的考察を加えた.
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