Japanese
English
特集 脊椎外傷—早期の病態・診断・治療—(第7回脊椎外科研究会より)
脊椎圧迫骨折初期治療の検討
On the treatment of stable compression fractures of the spine
新井 永実
1
,
中野 謙吾
1
,
円尾 宗司
1
,
和田 剛正
1
,
吉川 泰生
2
Eijitsu ARAI
1
1兵庫医科大学整形外科学教室
2市立四日市病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Hyogo College of Medicine
pp.360-366
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905889
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はじめに
脊椎の圧迫骨折は,日常よく遭遇する骨折の一つであり,そのほとんどはstable typeのものである.その発生部位は胸腰椎移行部に多く,治癒後も変形を残し力学的に無理な力を受けやすく,そのためなんらかの症状を訴えるものが意外に多い.しかし比較的安易に治療されているようである.そこで今回われわれは本骨折のX線所見を検討し,後彎変形と臨床症状,治療法等の関係を調べ,さらに脊椎2次元モデルによる力学的検索をも行なつたので報告する.
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